兄貴のジェットスキー遭難事件

バリ島の大富豪「兄貴」のエピソードをお送りします。

この話は兄貴の自宅で、兄貴から直接聞くことができました。
大きなリビングでみんな兄貴トークに釘付けです。
写真で見たら「やさしそうなオジサン」ですが、
どんだけエネルギー放出しているんだ。というぐらい
バイタリティーがあります。

さて、兄貴から聞いたジェットスキー遭難事件のお話です。
兄貴以上にうまく伝えられるかな…。
※記憶をたどりながらだったので少々違っている部分があるかも。

兄貴の家は運河に接した場所にあります。
そのおかげで、ちょいとジェットスキーに乗って突っ走れば
すぐに海に出ることができます。

僕もバリ島のマリンスポーツでジェットスキーに乗りました。
波でジャンプをしながら海の上を滑走するのは快感です。

兄貴は思いついたら即行動してしまうタイプで、
「釣りしたい」と思えば、それが例え夜中であっても、
釣りに行ってしまう強者です。

そんなノリで、兄貴は「ちょっとジェットスキー」と
所有するジェットスキーに飛び乗って、
ブィーーーーーーーンと突っ走っていったのです。

海岸が見えなくなるほど遠くまで来て、
「えー気持ちや…」

と思っていた矢先。ストンとエンジンが停止。
ありゃ、と思って調べてみると…

ガソリンが無くなってました。

ガソリンを補充していなかったジェットスキーに飛び乗り
海の真ん中まで来てしまったわけです。

岸辺がぎりぎり見える距離。
とても泳いでいける距離ではありません。

万事休すか…。
照り突きつける太陽と照り返しの光が眩しすぎる。
こうなっては海の静けさが逆に恐ろしい。

「あ!」と兄貴は思いだした。
うまいことに携帯電話を持ってきていたのです。

電波は良好。
バリ島の携帯電話はものすごく普及しています。
そのためか山の中で通じちゃうくらい電波状況がいいんです。

「携帯電話持っとるやんけ」と兄貴自分で自分にツッコミ。

早速、使用人に電話をして救援を要請しました。

兄「ガス欠で海の真ん中で動けないんや。迎えに来てくれ」

使「えーー!ダイジョブですか!?」

兄「大丈夫やあらへんがな、はよ迎えに来てくれ」

使「どちらにいらっしゃるんですか」

兄「海の上や!」

使「えっと、海のどの辺ですか?」

兄「出て左や!」

使「は、はい!すぐいきます」

「出て左」というなんともアバウトな情報で使用人たち出動。
ジェットスキーをすべてを持ち出して、手分けして捜索に入りました。

海には、当然ながら目印が何もありません。
人間とジェットスキーって、小さすぎてわからないんです。
あちらへ、こちらへと必死で捜し回ります。

そのころ兄貴は…

ジェットスキーにまたがり、波間にプカ…プカ…プカ…と浮いてました。

使用人達は焦ります。
「こっちにはいませんでした」
「では、こちらを探そう」

そのころ兄貴は、プカ…プカ…プカ…。

使「お待たせしましたーー」
と声がかかった。
兄貴が見つかったんです。
ジェットスキーを横付けして、ほっとしたところに…

兄「待ってたでー。んじゃ、代われ」
使「え?」

ガス欠のジェットスキーを使用人に預けて、
兄貴は使用人が乗ってきたジェットスキーを全力で飛ばし始めます。

「えー、気持ちや」

途中、別な使用人と出会う。

使「あれ?ガス欠だったのでは?」
兄「交換したんや、アッチにおるから、迎えにいったれ」

そのころ使用人はプカ…プカ…プカ…と波に漂っていました。

こうして無事に兄貴は戻り、当然ながら使用人も無事に戻ったわけです。

下手すれば命を失いかねかった出来事も、
兄貴は豪快に笑い飛ばして話してくれました。

僕は笑いすぎで涙が出てくるほどだったんだけど、
スケールがでかすぎるぜ。とも思ったものです。

思いつきでジェットスキーとか、ジェットスキー軍団の捜索隊とか、
映画のワンシーンのようなことが日常的に起こっているんです。ここでは…

ま、今回のような事件は一度きりだと思いますけど。

兄貴と使用人のいい関係も少し垣間見えてきますね。
言葉がキツイ兄貴なんだけど、使用人を信頼しているし、
使用人たちも兄貴を本気で案じています。
まるで家族のような関係だから生まれてきたエピソードでもあるなと、
僕は思った次第です。

正直、バリ島にいく計画が浮上するまで兄貴の存在すら知りませんでした。
が、今は一番ココロ惹かれている人でもあります。

なぜみんなが「兄貴」と呼ぶのか。
それは直接会うとわかります。

「豪快だけど面倒見がいい」

簡単に言うとそれが兄貴と呼ばれる所以だと思います。

今回のエピソード面白かったですか?
ぜひぜひ感想聞かせてくださいね。
「面白かったー」でもいいし「兄貴って誰ですか?」でもOKです。

また兄貴情報をお送りしますね。

よろしくお願いします。


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