クラウドワークスの使い方【ネーミング募集】

クラウドワークスで名前を募集していた現在開発中のアプリ。昨晩、締切をむかえ総数1,637件の応募がありました。たくさんの応募に嬉しい悲鳴を上げているところです。

せっかくなのでネーミング募集で工夫したところなどを書いていきたいと思います。ちょっとした工夫で応募がたくさん増えます。たくさんあれば、ビビッとくるような名前が見つかるはずです。また合わせて名前を決定する際の注意点も書いていきます。

クラウドワークスでのネーミング募集

クラウドワークスは「お仕事依頼」「お仕事受注」のマッチングサービスです。ここで「新サービスのネーミングを募集」をします。概要と報酬(契約金額)を指定することで、2週間募集が行われます。依頼に対して、仕事をしてくれるクラウドワーカーが提案を応募してくるわけです。

仕事の種類としては「プロジェクト」「コンペ」「タスク」という3つがあります。「プログラム開発」などの相談をしながら行う仕事は「プロジェクト」、「たくさんの応募」から選ぶ「コンペ」、アンケートなど「数が欲しい」という場合は「タスク」となります。

ネーミングの場合は「コンペ」がピッタリです。「タスク」でも可能ですが一つを選んで契約金額を支払うことができないのでご注意を。タスクは参加したしただけで報酬が発生します。

タイトルは一工夫しよう

「ウェブサービスのネーミング募集」なんてシンプルなタイトルよりも、どういう風なネーミングがほしいのか特徴をぜひとも入れておきましょう。商品やサービスの特徴を表しているものがいいですね。今回は「1ページサイト(販売用)作成WEBサービスの名前を募集します。」というタイトルにしました。

目立ったほうがいいので「お?」というような特徴を入れた方が良いです。タイトルが長くなっても問題ありません。短くて伝わらないより、長くなってもいいので、どんどん詰め込んじゃいましょ。もっとも最後の「。」はいらなかったな。勢いで入力してしまった。

実はこのタイトルで「ネーミングの方向性」が決定してきます。「1ページ」と書いたことによって「イチ」「ワン」「シングル」に絡んだ名前が大量に投稿されてきました。たいていそういうのは他の人と被って同じような名前になってしまうんですね。これについて対策は後ほど。

できるだけ詳しく、だけど詳しすぎないように

どのようなサービスなのかを詳しく説明するほどにアイデアというのは湧いてきます。そのため詳しく書いたほうがいいでしょう。だからと言って文章が多すぎて理解するのに時間がかかるようではダメです。既存の類似サービスなどを紹介して「のようなもの」で素早く理解してもらいましょう。

このとき「類似サービスを伏せ字にする必要はありません」。なぜかよくわかりませんが、ネット上でライバルの名前を出すときに伏せ字にされていることをよく見かけます。ネガティブな意見のためいろいろ問題が起きないように伏せ字にするのはいいですし、興味を持たせるためにあえて伏せ字にするということもあるでしょう。でも、普通に紹介するのに伏せ字は必要はありません。むしろわずらわしい。リンクも付けて検索の手間もないようにしましょう。目的は理解を早めることなのですから。

今回ライバルサービスとして紹介したのは以下の4つです。

自由に発想してもらうために制限する

「お任せします」というのが実は一番考えるのが難しいのです。例えば、あなたが誰かから「素敵な名前考えてください」と依頼されたら困ってしまいますよね。きっと、いろいろと質問をすると思います。「サービスの対象者は誰ですか?」「好きな言葉はありますか?」「嫌いな言葉はありますか?」などなど。それらを事前に全部書いてしまいましょう。

今回の募集でも私が考えている顧客層、理念を記載しました。また次のように「採用しない基準」も記しておくことで異なる方向性になってしまうのを防ぎます。

  • 名前が長過ぎる、複雑すぎて覚えにくい
  • 読み方、発音が判らない、推測できない
  • あまりに一般的過ぎる単語
  • 類似サービスと酷似した名前

その他にも「名前の由来」も書いてもらうようにしました。場合によって「字面がいい」「響きがカッコいい」ということもあるので「字面がいい、響きがいい、という由来でもOKです」と添え書きをしておきます。

契約金額は高めにしておこう

クラウドワークスのネーミングの「おすすめ」は30,000円です。しかし、もっとも多いのは10,000円です。つぎに3,000円程度が大量にあります。相場とか、これぐらい、というのでは全体の中に埋もれてしまいます。ここは一つ頭を突き出した金額にしましょう。そこで50,000円。

作成するサービスは今後ずっと長く使っていくものです。そんな我が子のように大切なサービスなのですから、ケチる必要はありません。ちょっと踏ん張って投資していきましょう。

注目オプションは強力なので利用しよう

お仕事募集を目立たせることができるオプションです。いわば広告のようなものです。新着で最初は一番上に出てきて目立つのですが、時間とともに順位は下がり、ページも下がってしまいます。そうなると存在が希薄なります。募集していることを知られないということは、募集していないのも同じです。だからPRはとっても大切なのです。

もし予算の問題で「契約金額」と「注目オプション」のどちからかを選択する場合は、迷わず「注目オプション」の方にお金を使いましょう。それぐらい大切です。オプションの種類もいろいろありますが、目立たせるのが目的ですから「注目オプション:ダイヤモンド」にするべきです。

公開制限のオプションは後から設定可能

ネーミングの募集などをこっそりしたい場合、オプション指定で検索エンジンにもインデックスされないようにすることができます。今後サービスをスタートさせて後に、サービス名で検索をしてみたらクラウドワークスのお仕事がヒットするというのは嫌ですよね。そのようなときに利用します。

ただ、ちょっとこのサービスは割高な印象を受けます。なので気にしないのであればオプションを指定する必要はありません。それから仕事を応募するときではなく、応募中、応募終了後も追加することできるので慌てる必要はありません。

さらにいうと先に「会員限定公開(+提案非公開)」してしまうと、他のクラウドワーカーの応募(ネーミング)を見ることができなくなります。そのため同じ名前が次々に投稿される自体になってしまうのです。後からならば先に応募された内容を確認してから重複しないように投稿される(はず)なのでおすすめです。さらに言えば、他の応募からヒントを得ることもあるでしょう。

先に公開制限オプションを追加すると後から外すことができないので注意してください。募集終了と同時に追加することをおすすめします。

「追記」をどんどんしていこう

ネーミングの場合、応募開始とともにどんどんと応募が集まってきます。注目オプションを付けているとさらに加速します。するとだんだんと「あ、これ違うな」「これが好みだな」というのが出てきます。そのような気づきをどんどん追加していきましょう。

今回の募集でも次のような追記を行いました。

  • 似た名前は一つにまとめて提案してください。
  • 販売を強くプッシュする名前は厳しいです。
  • 方向性をいくつかまとめてみました。(5つほど記載)
  • 「ワン」「イチ」「1」「プラス」「+」が多すぎます
  • 客観的にみて「お気にり」に次のような傾向を発見しました。(4つほど記載)
  • 好きな言葉があります。参考までに紹介(3つほど記載)
  • お気に入りを紹介

追記をする度に一気に応募が増えます。これは追記をしたタイミングで応募済みの人たちにメールが配信されるからです。一度応募をしてくれた人たちがもう一度応募をしてくれるきっかけになります。好みなどを伝えることで、より理想のネーミングに近づいていきます。

ただし、あまり頻繁な追記はやめましょう。都度メールが送信されます。1日に何通も届いたらわずらわしいですね。そんなに頻繁に方向性を修正する必要もありません。2日ごとぐらいがいいかなと思います。標準で14日間の募集ですから5回程度の投稿になります。

注意点は「編集できない」「削除できない」ということです。これかなり厳しい仕様です。後から条件を変えられたりしないようにクラウドワーカーを保護することが目的だと思うのですが、誤字脱字や誤解がないように必ずチェックしてから追記するようにしましょう。

「ありがとう」を忘れずに

追記とともに再応募を促す方法があります。それが「ありがとう」クリックです。提案者の一覧(または提案一覧)を開くとハートマーク付きのボタンがあります。クリックするだけで通知が届くので効果的です。「ありがとう」って言ってもらえるとやっぱり嬉しいですよね。

「ありがとう」は1日1回クリックすることができます。毎日クリックもわずらしいので募集期間中1回でいいでしょう。募集後半の応募ペースが減った来たタイミングでやってみてください。

そのネーミングで大丈夫?

さてグッとくるような名前があったとしても油断してはいけません。本当にそれが採用できるかどうかを調べる必要があります。それは検索エンジンを活用することで発見することができます。

チェック:類似サービス名、会社名だった

サービス内容をそのまま名前にしようとすると大抵すでに存在しています。当然ながら、それではぶつかってしまってやっかいなことになります。全く業態が違う場合、例えばこちらがウェブサービスだけど、検索結果では飲食店という場合はOKしてもいいでしょう。

チェック:スラングだった

以外に盲点なのがコレです。「ランパ」というある一部の人達にとっては「乱交パーティー」の略称だったりします。ドラッグ系は特にスラングが多くて「きめる」「はっぱ」「スピード」などがあります。もちろん単体で使うには問題なのですが、サービスや関連する言葉との組み合わせで思わぬ誤解を受けるかもしれないので注意してください。

そう言えば昔、あるお茶が販売されたときにちょっとした騒動になりましたね。
女性向けなのに男にバカ受け 商品名「お嬢様聖水」で起きた予期せぬ事態
これなんて一回検索してみれば「ある人たち」にとって特別な意味を持つことはすぐに気がつくはずです。思い込みというか、調査不足というか、なんともお粗末な結果。ブランドイメージも悪くなっちゃいますよね。(まだ売られているみたいだけど)

チェック:意図しない意味になる

こちらが想定した読み方とは違う読み方がされるということはよくあります。ページをクリエイトするという意味で「PaCreate」という名前をつけた場合、「パクリエイト」と普通に読んでしまうでしょう。まるで「パクリ」を作り出すようにも思えてしまいます。こちらが意図とおりに捉えてもらえるとは限りません。

そのネーミングを初めて目にしたときに、どのように思うかを“制御することは不可能”です。なのでさまざまな角度から「初めて見聞きしたら、どんな風に思うか」を考えるようにしましょう。

チェック:読めない、書けない

カッコ良い、イカした名前って読みにくいものが多いような気がします。キラキラネームのような、ぱっとみて読み方に悩んでしまう、間違ってしまうのはよろしくありません。当て字は十分に気をつける必要があります。

その逆に「聞いたけど書けない」というのも問題です。聞き取りづらいのもNG。一度聞いてすぐに理解して、検索エンジンで打ち込んで調べることができる必要があります。Google検索は優秀ですから「もしかして」と候補を出してくれますが、新しいサービスの場合は勝手に他の単語を検索してしまうことがありますから、より正確に伝えられる必要があります。

また「変換できない」というのも注意が必要です。言い換え言葉が良い例でしょう。「顔晴ろう(がんばろう)」「最幸(さいこう)」みたいな言葉で、普通の文字変換ではでてきません。その結果、一文字一文字を入力したりする必要があります。入力して、変換して、一部消して、入力して…、もう面倒くさくて嫌になってしまいますね。

チェック:そのドメインとれますか?

最後にチェックしたいのはドメイン(◯◯◯.comというやつ)です。ウェブサービスですからドメインは欠かせません。最近はそれほどドメインにこだわらなくても良くなっています。URLを直接入力することは少なく、多くは検索エンジンから辿ってくることができるからです。

それでもやっぱり関連した短い名前がいいですね。ドメイン命名にはルールがあって「3文字以上」必要です。空いていれば「お名前.com」などのドメイン管理サービスで取得と管理をすることが可能です。「.」から後ろのトップレベルドメインはときおり追加されますので「.com」「.net」にこだわらずに探すと良いものが見つかるでしょう。国別、目的別、自由など分類されているのですが、実際のところ一部(.co.jp)などを除けば結構自由に取ることができます。

最低文字数3文字って魅力的なのですが、残念ながらほぼ全部取られていると思って構いません。たぶん転売目的だと思うですよね。ま、あちらも商売で先行投資をしているのですから仕方がありません。

ネーミングは悩ましい、でも楽しい

ネーミングの募集から、その決定まで、悩むことが続きます。
「これだ!」と思ったものが大手が使っているサービス名だったり…
すっごくネガティブな意味のスラングだったり…
ドメインがまったく取れないものだったり…

たったひとつに決めるのは勇気がいりますね。基本的にサービス名を決定して公開したら、変更することはできませんから。ながーーく使って欲しいサービスだからこそ、ながーーく使える名前にしたい。「◯◯っていいぜ」と口頭で伝播するようなサービスにしたいですね。

私がクラウドワークスで募集したネーミングは昨晩で締め切られました。これから採用を決めるフェーズに入っています。しばし本気で悩んでいきます。


PAGE TOP