意外性は取り扱い注意「脱出ゲーム」

謎ときイベントをやりたいということでいつの間にか巻き込まれ…。
みんながあれやこれや出したアイデアをまとめる俺。

「こうしたら面白いね」というのは断片的なものだから、それを一つのストーリーとしてきちんとつなげるという作業が必要になる。だけどみんな「ここ面白い」だけでつなげようとするから無理がきている。

「◯◯の親分が誘拐されたけど、実は親分が子分たちを裏切った」

ふむふむ。親分を助けに行ったつもりが、裏切られてて、仲間を助けることになる。それ自体は構わない。
じゃー親分が裏切る納得いく理由は?ゲーム終了時親分はどうする?親分処刑の告知されているのに裏切りって…。

という具合で全然まとまらない。だいたいにして「裏切り」なんていれないほどほしい。ということで最初反対していたんだけど「面白いから」ということで結局入れることになった。

議論の末、開きな直って「憧れの◯◯◯◯の◯◯◯◯が手に入るから」ということにして、そこからコミカル路線でストーリーを考えた。みんなに任せるとまとまらないので、一人で考えて「これはいい」というレベルにまで持ってきた。

これまでに登場したアイデアをうまく活用して、矛盾がなく、効果的に配置した。自分自身でも「見事」といえるぐらいいい感じ。これまで映画やドラマを製作者目線で見てきたおかげだね。ふふふ。

ところが、
このコミカル◯◯親分救出路線の募集ページが…。ガチンコで「親分を救出せよ」という深刻な感じで集めるというのだ。
映画で言うならば「アクションだと思ったら、コメディだった」というギャップ感がある。そういう集客の仕方は、満足度の大きく影響してしまう。

緊張感漂う覚悟で参加したのに笑っちゃうほどどうしようもない展開が待っているのだから。あまりに中身と外見が違うので「やめた方がいい」ということを言いづけたのだが。

「意外性がいいですよ^^」

ということで受け入れてももらえなかった。3回ぐらい伝えたので、もういいや。あんまり突っ込むとこちらに作業が回ってきてしまうから。
これ以上時間は取られたくないので沈黙することにしょう。

意外性は大切だ。相手の期待を裏切ることでワクワクさせる。
それは「良い意味での意外性」というものが必要だ。

日本の映画でよく使われる意外性は「すごいやつだと思ったら、全然すごくない」という展開。異常なキレキャラが出てきて、どうなるんだろうと思ったら、瞬殺でやられる。こういう展開がほんとうに多い。これを意外性と日本映画では言う。

だがハリウッド的な意外性は「活躍しないと思った奴が大活躍」という感じで見ててワクワクしてくる。こういうのが良い意外性。

ま、いいや。自分の時間を削ってまで手伝うのは止めておこう。
これまでだったら「作品」としてもっとがんがんに主張していただろうし、前のめりで参加していただろう。
だけど「今はプログラムだけ」に集中するのだから、それ以外のことは基本的に時間を割かない。ギリギリまで自分は動かないようにするのだ。

あーあ、惜しいなー。