面白くするコツ

昨日はボードゲーム大会に参加してきた。
みーーんな知らない人ばかりだけどゲームで一緒に盛り上がる。
パーティーゲームもあって「うわーー」「うぉー」と叫び声を上げながらワイワイするというのはほんとうに楽しい。
3時間だったんだけど、本当にあっという間に終わってしまった。
笑いっぱなしだったので顎が痛くなってしまったよ。

さてさて、このゲーム会の特徴は1ゲームやったら終わりという方式。それは主催者の「慣れによる優劣を無くす」という考えのもと。
基本的にみんなが初めてのゲームを楽しむというスタンス。でも人気のゲームだと経験者は当然いるけどね。

みんな始めただからゲームのルールの説明を受けてから始めることにある。で、これが実は大問題…。

この会のボランティアスタッフがいるのだが「説明が下手」すぎる。当の本人はルールをわかっている。こちらは全然わかっていない。そういうギャップを埋める作業なのに。

「これが面白いんです」と自分が気に入っているポイントだけを話して「とりあえずやってみましょう」という感じでスタートしています。
目的も手順もポイントもわからないままスタートするのでみんなダンマリ。で、そのスタッフは盛り上げようとして「ここは勝負でしょう」とか言っているんだけど、それが何を意味しているのかがわからない。

例えば「ひつじ算」というシンプルなゲームがある。山札から1枚ずつ引く、カードには羊が1頭から7頭から書かれている。好き枚数を引いて合計の羊が得点となる。ただし、10を超えてはいけない。11以上になるとドボン。もう一枚引くかどうかがポイントになる。
 
「10を超えてはいけない」だから「7」でも「5」でもいい。どこで降りるかを決めるある種のチキンレース。

なのだが…。
そのスタッフが説明するとこうなる。
「10を作ってください」「引いた数を足します」「やってみましょう」
 
参加者は????がいっぱいつく。10ピッタリって難しくない?

そこで「10に近づければいいの?」と質問をすると「10にしてください」と改めて、まるで10にしないといけないように説明をする。もちろん間違っている。
 
これだけシンプルなゲームでもこんな調子なので理解するのに苦労をする。そして、この会の趣旨通り「1回だけ」なので「なるほど、そういうことか」と判ってタイミングで終了してしまう。
全然楽しくない。

こういう説明を「インストラクション(インスト)」というんだけど、このインストによってゲームの面白さは変わる。
何が目的なのか、どういう手順なのか、どういう例外があるのか、ということをきっちりと説明しなければならない。
その上でさらに重要だと私が考えていることが2つ。

1つめは、このゲームの面白さのポイント
2つめは、このゲームのコツ

映画でも同じで、それがホラーなのかアクションなのか、コメディなのかを伝えておいた方がいい、見落としがちなポイントは事前に出しておいたほうが楽しめる。(映画ではネタバレはダメだけど、ゲームだからね)

ゲームのコツは、初めての場合どういう風に戦略を組んでいいのかわからない。手探り状態の間に終わってしまうということがある。そこで「こういう時はこういうのがセオリー」という指針を出してあげることで手番をムダにすることがない。それは初心者へのアドバイス。初心者が楽しめるということは、ベテランの人にとっても良いライバルとなるのだから両方楽しめる。
 
ということで、私が知っているゲームを遊ぶときは黙っていられなくて、何度か口を挟んだ。「あ、これはつまり、こういう展開が生まれるわけですよ」という具合に。なぜ、そのルールがあるのか、そのルールがどのように影響するのか…。
 
そこまで配慮したインストをしてほしいものだと思う。
ボランティアスタッフだからそこまで要求するのは酷なのかもしれないけれど、参加者は貴重な時間とお金を使ってきているので「なんかよくわからない」で終わらせるのは実に勿体ないと思うのだ。
 
実際にそのスタッフがやって「確実に盛り上がる神ゲーム」と言われるものでさえも、実に微妙な空気で終わってしまうのだ。これはヤバイでしょ。
 
ちょいと愚痴。
でもこのゲーム会はめちゃめちゃ楽しかった。来月もあるので参加しようと思う。


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