子供が「いじめられた」と電話してきた

離婚してから子供(7歳)とは別に住んでいる。
毎週1回程度は会っているし、会おうと思えばいつでも会えるので
いい環境ではあるんだけど。

で、今日の午後3時頃電話があった。
何でも自宅に帰っても誰も居なくて不安になったらしい。
まだ一人で留守番することに抵抗があるみたい。
たしかに不安かもねー。自分の子供の頃を思いだすと。

で、電話でテレビつけてみて、ビデオを再生してみて、と
話しているうちに落ち着いて不安もなくなった模様。
声の感じすぐに感情の動きがわかる。子供って素直。

さて、その時に「今日、帰りに二年生にいじめられた」と言い出した。
なんでもランドセルに名前を書いていることで質問されて、それに答えたら、胸ぐらを掴まれて叩かれ、泣いちゃったって。

推測なんだけど、名前を書いた理由を答えるときに「偉そう」に答えたんじゃないかなーと思う。
負けん気が強いのか、舐められたくないのか、子供同士の会話ではいつも「偉そう」に喋ってたりするので、たぶんそれが鼻についたんだろう。
もっとも本人はそんな自覚もなく「普通」に答えたつもりだろうけど。

それはともかく。
いじめられたという子供に対してなんて答えるか。

子供と一緒に住んでいる元嫁の父(お爺ちゃん)はいつもこういう
「やりかえせ!」
目には目を、歯には歯を。ハムラビ法典だねー。

が、僕は「やり返すな」と教えてる。
だいたいいじめている子は自分自身がいじめている「自覚がない」
そんな状態でやり返してたら、さらにやり返しされて、
そしてやり返し、やり返し、やり返し、というエンドレスになる。

まずは「嫌だ」「やめろ」ということを伝えるように言ってる。
それは嫌がっている、いじめになっているということを相手に気がついてもらうため。
だけど、事はそうは簡単に収まらないのでなかなか難しい。

今回はそんな深刻ないじめというわけではないんだけど、
子供とっては自分の人生に訪れた最大の危機という感覚だと思う。
でもたいていの大人は「乗り越えろ」とか「頑張れ」と、
人生の一瞬の出来事としてアドバイスしてしまう。

「人生の危機」と思う子供と「一時のこと」と思う大人。

このずれが「大人は理解してくれない」という結論を導き出し、「相談しても解決しない。自分で何とかしないと」という閉鎖的な思いに入ってしまう。
それが行き過ぎると取り返しの付かない状態にまでなってしまう。

いじめ問題がテレビで取り沙汰されるとき、コメンテーターがすごく軽い調子で「相談すればいいのに」言ったりするけど、言ってもダメだと思っているから言わないだけなんだよね。
そこら辺が全然わかってない。

ちょっと話がそれた。

とりあえずは緊急的ないじめの問題ではなさそうだし、不安もなくなったようだし、「じゃー、今度の日曜日に作戦会議だ」と伝えた。
いじめてくる子に対してどうするかということを話しあうつもり。
子供なりに考え、悩み、結論を出していく。それが成長なんだからね。

「こうしろ」というのは簡単だけど、結構言っている大人ができてない。

「挨拶はちゃんとしろ」と言っているくせに、自分はしない。
「ありがとうと言いなさい」と言っているのに、自分は言わない。
「諦めるな」というわりには、自分はすぐに諦める。
そして、
「やり返せ」というのに、自分はされたらやり返さない。

子供にとって必要なのは「自分を理解してくれる人」なんだな。
残念ながら親であってもそれができている人は少ない。
「何度言ってもわからない」「だめな子だ」と言っている親は自分がダメだってことに早く気がつくべきだと思う。
子供の為に。

IBR子育て

Posted by ライトニング 今村 吉宏


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