見捨てる技術

ときどき歩いているときに、フッと思いつくことがある。
きらめきのような感じでアイデアが生まれてくる。
そのアイデアというのはものの数秒で一つの形になる。

でもアイデアというのは、すぐに消えゆく煙のようなもので、
すぐにメモでもして記録しておかないと忘れてしまう。

たいていはiPhone+Evernoteで記録しているけど、
お風呂に入っているときなど、メモが出来ないときなどは
本当にもどかしくなる。

「忘れちゃう!」と心で叫ぶ。

さて、この間思いついたのは「見捨てる技術」というキーワード。

昔「捨てる技術」という本が流行った。
それは、ものを捨てられない性分を変えていく方法だった。

では「見捨てる技術」とは何か?
それは「もうあなたはとは関わりません」という技術。

これだけみると「ひでーやつ」なんだけどね。
でもメルマガや購入者など、沢山の人と接していくほどに、
この技術は必要になってくるなと感じている。

見捨てるというのは、まぁ極端な表現として、言いたいのは。
「あなたと私は、お互いのために離れましょう」
ってこと。

以前、ある購入者さんで、やたらと注文を出してくる人がいた。
フォーラムの運営にあれこれと提案するのは良いこと。
だけど、僕の判断で不採用となると、突然かみついてくる。
「あなたは素人の気持ちが分かっていない」とか言って。
すったもんだあって最終的に僕が出した結論は、
「返金するので、去ってください」だった。

その人は「そんなこと言わないでください」という返事だったけど、
最終的には返金を要求してきた。
不満をあれこれと書いた上でね。

この人は僕とは相容れない人なのだ。
「理解してもらう」ことにエネルギーを注いだけど無理だった。
「理解してあげよう」と努力したけど、対応には限界があった。

そうなると、ずるずるとメールのやりとりをしてもよろしくない。
お互いにプラスになるところはない。

ネットビジネスのいいところは「好きなお客さんだけで商売する」点。
ならば、僕とそりが合わない人は早く去って欲しい。

それは僕のためではあるけど、それは相手のためでもある。
無益なやりとりはストレスを助長するだけだからね。
だから僕はそういう人を「積極的に見捨てる」選択をする。

実際のところ、僕でなくても良い。
ネットビジネスを教えている人はたくさんいる。
きっとどこかに、その人にあった先生となる人がいる。
だからこそ、僕の元を去ってもらい、新しい先生の元へ送り出すのだ。

でも「見捨てる」という表現は抵抗が多いかもしれない。
だけど、はっきりいうけど、僕らは日常的に「見捨てているのだ」

ここからはハートに痛い話をするので覚悟するように。

簡単に言おう。

あなたが「食べ過ぎたー」と言っている同じ時間に、
地球の裏側では、何人もの子供たちが餓死しているのだ。

こんなことは僕が改めて言うまでもなく知っていると思う。
テレビのCMや特集、街頭募金なのでおなじみのことだ。
だけど僕らは、そんなことは一瞬気に止めるけど、次の瞬間忘れている。

「お金持ちになりたい」とは思うけど「餓死する子供を救いたい」とは思っちゃいない。
たった100円を寄付するだけで救われる命がある。
たまに募金をすることで「いいことした」と思って満足している。

だけど自分の生活を切り詰めてギリギリの生活を強いて、
限界いっぱいの寄付をしようなんて微塵にも思わない。

結局のところ、僕らは「見捨てる」という選択を常にしており、
あまりにも日常的すぎて気がつかなくなっているだけなのだ。

このことに気がついてから僕は募金をやめた。
募金するという一時的な感情で自分が満足しているのが許せない。
だから、あえてしないことにした。

もちろん、偽善であっても募金はした方がいい。
その偽善的100円でも救える命はあるのだから。

でも、僕は「見捨てている」ということを自覚するためにしない。

「見捨てる技術」とは具体的にどのようするべきか。
それはある意味、自分との精神の戦いなのかもしれない。

「見捨てずにとことんつきあう」のは美しいけど、
それがお互いのためなのか、現実的なのか、
そういうことを自分に問うてみる。

最初はしんどい作業だけど、それを超えたときに生まれ変われる。
そんな気がする。

「見捨てる」とは自分の過去にだって関係してくる。
これまで培った経験や栄光。
過去を基盤にすることは大切なことだけど、
過去の栄光が足かせになるのだったら、捨てた方がいい。

自分の過去に対して、「この経験を何とか…」とか考えていると
どんどん先に進めなくなる。
「何とか」という思いを捨てる、
それはまさに「見捨てる」ということだ。

「見捨てる」と決断したとき、確実に成長できると僕は思う。

思いついたまま書いたので、まとまったような、まとまってないような。
うーむ

IBR我思う

Posted by ライトニング 今村 吉宏


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