たしかに「アイデアだけに価値はない」

Google創業者が「アイデアに価値はない」と言い切るワケ」という記事を読んで「なるほど、確かに」と思った。
せっかくいいタイトルつけたのだから、もうちょっと踏み込んで欲しかったなー。なんとも表面的な取り上げ方で残念だ。

新しいサービス、ヒットしたサービスに対して、ときおり「わたしが方が先に思いついていたんですが、やられました」みたいなことをいう人がいる。
私の周りには新規ビジネスをやろうとしている人が多いので、とくに耳にしやすいのかもしれない。

でも、その言う話を聞く度に思うのは「アイデアは誰でも思いつく」ということだ。
そう、アイデアは誰でも思いつくけど、それを実現させるための行動ができない人が圧倒的。
恐らくは99%の人が行動をしていないと思う。

実現するために奮闘中にそっくりなサービスが誕生したとなったら悔しがってもいいけど、そうじゃないのなら「やられました」なんて言葉は口にしちゃいけない。

アイデアを垂れ流す

私が今後やりたいサービスについて「これこれこういうサービスを考えています。他と違うのはこういうところでー」なんて話をしていると、「いいですか?こんなところで話しちゃって?」と忠告してくれる人もいるけど、先の理由で全然気にならない。

「アイデアだけでは意味が無い」のだから、どんなに人に話そうと構わない。それはもう一点「わたしの考えている以上にアイデアに対して深く掘り下げられないだろう」という思いもあるからだ。
一つの小さなアイデアを実現可能なレベルにして形にしていく。その過程の中で「もっとわかりやすく」ということを必死で考えるようになる。
誰も知らないものを提供しようとすると「理解してもらう」という点にも凄く気を使って深く深く考えないといけない。

映画の世界でもアイデアは重要だけど

「マトリックス」という映画は仮想空間で生きる人間たちをとても丁寧に説明をして「理解してもらう」ために多くの時間をさいた。
仮想空間であることを象徴として、超人的カンフーが採用された。アクションは加速して映画の魅力も増した。
(ところが「マトリックス」の続編は「理解してもらう」ということを放棄して、見た目だけを追求したものになっていた)

画期的なアイデアを思いついても陽気になっている場合ではない、そのアイデアは既に誰かが思いついていると考えたほうがいい。
ではどうするか、そこで深く深く掘り下げて、もっとも「理解してもらえるもの」を作り上げれば構わないのだ。

アイデアを実現させるために必要なこと

実現させるために必要なことは言うまでもなく「行動」であり、それ以外に方法はない。
行動を起こすと様々な壁にぶつかり、諦めそうになってしまう。
「技術的に無理なんじゃないか?」という不安にさいなまれることはよくある。

だけど、アイデアに対する情熱が大きければ、きっと乗り越えられる。
アイデアが「スタートのキッカケ」ならば、情熱は「エンジンを動かす燃料」のようなもの。
情熱という燃料は枯渇することがなく、異常なまでのエネルギーを放出する。

それが人との出会いを生み、相手から協力を申し出てくれることさえある。

「私のほうが先に思いついていました」なんてのはほぼ価値が無い。
実現することこそが価値が有るのだ。