セニアカー(シニアカー)デビュー

2016年10月22日

実家の愛媛県松山市に住んでいる81才の父はだいぶ足が弱ってきて普段の歩行にも杖を使わなければなくなっています。そんな感じなので、私が歩けば10分程度のコンビニに買い物へ行くのが大変。往復はまだしも荷物を持って歩くことは大変なわけです。

そうなると頼りになるのは車です。地域によっては「車がないと生活できない」という場所もあるでしょう。今の実家は駅にも近いし、タクシーを呼べば5分でやってきます。それでも「ちょっとお出かけ」にするには自分の車を使ったほうが楽なわけです。

父も軽自動車を使っているのですが、この間、助手席に乗ったときにちょっと危険な感じを受けました。兄弟からも「親父の運転が危ない」とは聞いていましたが、実感しました。

すごくざっくりにいうと、まっすぐは大丈夫なのですが、左右が危ない。ちゃんと確認しないので交差点などで横からくる歩行者も車もきちんと確認していない感じ。悪くいえば「運良く」事故を起こしていないと言える状態なのです。

ブレーキもあきらかにタイミングが遅いのでハラハラします。「赤、赤だよ」と思わず言ってしまうぐらい。本人は十分に止まるつもりでいるんでしょうけど、怖いです。正直。

流石にこのままでは危険。自損で済むならばしょうがないですむけれども、他人を巻き込むような事故になっては大変です。

本人に危険運転の自覚はあるのだろうか

「車に乗っていると集中力が増してシャキッとする」という感じであまり自覚は無さそうです。一応、まわりから危ないことは言われているようなので免許更新時の高齢者講習でチェックするとは言っていたけど、仕方がないと思っているのでしょう。

歩くのでは大変、車では危険。ということでどうすればよいかと弟と相談したところ「電動カートがいいんじゃないか」ということになりました。そのあと調べてみると電動カートではなくて、シニアカー、もしくはセニアカーというそうです。「セニアってなに?」なんだけど、調べてみところ

senior = シニア = セニア

ということで、同じ意味らしいです。シニアが「死にや」にも聞こえるという理由でローマ字読みをしたセニアにしたとか。ふーん、なんだそりゃ、と思ってみたり。ま、いいか。

さてセニアカー(に統一します)はどこがいいのだろう。で検索してみると「スズキ」がでてきました。他にもたくさんの会社がセニアカーを出していますが、スズキがスタンダードということで、この中で選ぶことにしました。

その前に利用する本人が承諾しないとね

命令するように「車に乗っちゃダメ」というはよくありません。誰にだってプライドがあります。なので、提案する形で伝えて、協力をお願いするようにしました。事故は起きたからでは遅い、事故の確率は下げるしかありません。そのことを丁寧に説明をしてOKしてもらいました。

セニアカーで行ける範囲ではセニアカーで、それ以外はタクシーを使うということにしてもらいました。松山というのはギュッと小さくまとまっているので、比較的安いタクシー料金であちこちいくことができます。

現物を見ないと決められない

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セニアカーにしよういうことになったものの、使えるものじゃないと困ります。想像と現実は違うということはやくあることです。ということで近所のスズキ販売店に出かけました(事前にセニアカーを取り扱っていることを確認の上で)。

ちょっと頼りなさそうな人が担当がやってきました。普段は整備されている人なのでしょうか、ツメには油汚れがあるし、話の要領が悪くて会話が噛み合わないことが度々あったり。

ま、それはさておき、さっそく現物を見せてもらうことにしました。すると思ったより小さく感じます。幅は肩幅1.5倍ぐらい、長さは1m。それほどじゃまになるような感じではありませんでした。操作はとっても簡単、前進or後進 ハンド部分にあるレバーを押すと発進。それだけ。

ブレーキは手を話してレバーを戻すだけ。自転車などとと違い、惰性で走ることは決して無いので即座に止まります。その分、スピードが出ているとガクッと突然止まるので注意が必要です。

スピードは時速2キロから6キロまで選択できます。2キロはゆっくりと歩くときのスピードで、6キロになると小走りぐらいのスピードになります。なので6キロは結構早いです。もともと杖で移動してぐらいですから2キロよりも遅いのですが、だいたい3キロから4キロぐらいがちょうど良い感じ。

父にも乗ってもらいましたが、満足そうでした。操作も簡単、スピードもOK。ということで、さっそく購入するという流れになりました。

平坦な道は得意だけど…

担当者の方と話ししているうちに心配事が2つありました。ひとつは段差です。10cm程度が限界ということで自宅の駐車場の段差や、街中で段差がないだろうか、ということ。もうひとつは傾斜10度以内ということ。傾斜は踏切などちょっときついところがありましたから。

それはもう試してみないとわからないし、仮に一部使えない場所があったとしても、これに変わるベスト&ベターの選択はないだろうということで、とりあえず購入することにしました。

翌日に購入の手続きを行い、その日のうちに納品されました。このスピーディーさがいいね。

さっそくセニアカーのデビュー

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基本的な操作を少しテストした後、段差の問題がないかをチェック。駐車場の段差は数cmだったの全く問題ありませんした。ただ、斜めに侵入するとガタゴトしてしまうので、まっすぐにしてからのほうが良さそうです。

傾斜の方ですが、良く使う踏切の部分も問題なしでした。傾斜が強すぎると警告メッセージが出るそうなのですが、それがない状態で安心しました。

ただ、歩道もないような狭い道路では少々危なかったですね。肩幅1.5倍とはいえ、車輪がぶつからないように余分な幅を確保しなければなりません。その部分がちょっと怖いかなという感想でした。また、父もまだ操作に慣れていないということもあり、道路の真ん中で止まってしまったり、無茶な横断をしようとしたり、ここらへんは慣れが必要だなーと思った次第。

今日は慣れてもらうために1時間ほど、つきっきりで一緒に走りました。最初は誰でも慣れないのですからサポートする人がいたほうが良いでしょう。

駐車場を確保しないとね

セニアカーを購入しても置き場所がなければ困ります。幸いにして駐車場の横に十分なスペースが有ったので大丈夫でした。しかもちょうど外用コンセントがあったので充電もOKです。うっかり置き場について考えいていないと思わぬ苦労するので注意してください。

セニアカーによってはバッテリーを取り外して屋内で充電できるタイプもあります。場合によってはこちらのタイプが良いかもしれません。

ということで、父のセニアカーデビューでした。