とある学習サイトの終焉

とある学習サイトを定点観測していた。
いつか破綻するんじゃないかなーと最初から思っていたので。
ていうか「必ず」破綻すると思っていた。
らしくない学習サイトだったからね。

学習サイトと言えば、先生と生徒という2つのポジションがある。
このサイトでは先生も生徒も両方募集するというスタイルだった。

先生側には「教え方を教えます」「我々が集客します」「安定したい収入」という感じの触れ込みで集めている。そして最初の参加費が結構高いし、維持費も高い。

生徒側には…というと、それほどアプローチがない。というか全然ない。むしろ「先生集めていきて」というスタンス。おいおいおい。

学習サイトというのはマッチングサイトみたいなもので、適した先生、適した講座を選べることができるから、そこに人が集まってくる。「これを学びたい」があるからこそ、そこに人が集まってくる。例えば「プログラム学習に特化している」というサイトがあるけど、そういうの。

だけど、ジャンルもバラバラ、先生任せ。そもそもの収益構造が「先生たちからお金をもらう」ことで成り立っていて「生徒からお金をもらう」で成りなっていない。「生徒から」が成り立っていないので、当然ながら先生にいくら多めにフィーを渡していて「先生は儲からない」状態。むしろ出費が多いので損をするだけだ。

「儲かります」と先生登録して、言われるとおりに動画マニュアルを作って公開したけど、生徒は誰も来ないという悲惨な状況。

もう最初に見えていたという感じだったけど、思った通りの結果になったようだ。
あちこちの告知ページも更新されなくなって自然消滅への道を進んでいる。

今は講師たちを放置して、自分たちの有料の独自コンテンツをメインに持ってきている。
そうなるよね。誰もいない学習サイトを見たら、先生すら集まらなくなるから。
ゼロからのスタートアップだったから、ある程度集まったんだろうけどね。

でも多分、それほど先生側からは不満は上がってこないだろう。このサイトの最初のキャンペーンから「俺について来い」というふうな主催者のブランディングを上げてからスタートしていたので。今のような閑古鳥状態でも「自分たちの力不足だ」と感じているだろう。やれやれ。

ということで、こういうのを定期的に振り返ってみると面白い。
そうすることで勢いで申し込んだりするような愚行を自制する能力がつくようになる。

「歴史が答えを出す」「歴史は繰り返す」

まさにこれが学習。