映画「バリー・シール」全然、アメリカをはめてなかった

映画の日ということで千円ですよ。やったね。てことでトムクルーズ好きなので「バリー・シール/アメリカをはめた男」を見てきました。面白かったぜ。実話なんだと。

キューバ葉巻を鞄に詰めて密輸していることをCIAにつけ込まれ、武装集団の空撮をするようになるのだが、麻薬密売グループと連携し、さらに武器の密輸へと発展。それらがビジネスとしてどんどん拡大していってしまう。

一時は訳ありパイロットを雇い、小型機10機ぐらいで飛び回るほど大忙し。表に出せないお金が余りまくり、豪邸を建てても、銀行に預けまくってても、庭に埋めても、現金が収まり切らずに大変なことになっていく様が凄まじい。小さな田舎町が銀行だらけになる異様さが、闇の仕事の凄まじさを物語ってる。

しかし、状況は一変する。てな感じで、後は実際に見てね。

話は変わるけど、日本邦題が主人公の名前「バリー・シール」なのはいいんだけど副題の「アメリカをはめた男」というのはどーかね?

てか、アメリカにはめられた男といったほうが合う。まー、劇中にアメリカがコントラに武器を密輸するさいに、武器は麻薬組織に売り渡し、麻薬を密輸する流れが「アメリカをはめた」と言いたんだろうけど。

実際のところはアメリカ政府組織に翻弄されてしまう話なんだよね。原題が「AMERICAN MADE」で、そのまま訳せば「アメリカ製」。ようはアメリカ(政府)のやり方、ということだと思うんだよね。バリーのアメリカ人としての効率主義、拡大主義、儲け主義というのも含まれているだろうけど。

映画の感想を書こうとすると、毎回毎回、配給会社の宣伝の愚策を愚痴ってしまう。それほど毎回酷い。マジで。

あ、そういえば「字幕:戸田奈津子」と出た瞬間、あらーっと思ったな。誤訳の女王なっちー。最近は名前だけ出して部下にやらせているみたいだけど。

今回の映画もひどかったな。冒頭に旅行会社のパイロットとして、到着地でお客さんを見送るんだけど「シカゴです」「ロサンゼルスです」という字幕で??となってたんだけど「welcome to …」というセリフだったから、ここは「シカゴへ、ようこそ」が自然だよね。それと出産シーン、奥さんが思わず叫ぶ「mother fucker!」で字幕は「くそっ!死ね!」、オイオイオイオイ、ちょっと待って、出産シーンだよ。そこで「死ね」ってどういうこと。「くそったれ!」ぐらいでいいんじゃない?なっちー。

と、まー、邦題と字幕に問題はあるけど、面白い映画だよ。最後はちょっと切ない。覚悟の日々というかなんというか。オススメは日本語吹き替えだね。