「加温中」というポップに悩む

ドラッグストアで買い物をして、お店を出ようとした。自動扉の横に「温かい飲み物」が保温ケースに入って販売されている。そこに一部の商品にポップが貼ってあった。

「加温中」

まだ温まっていないよ、という意味で貼られているものだ。なんだかよくわからない違和感を感じつつ、そのまま店を出る。ちょっとしてから「加温中」ってんなんどうと考え始めた。

冷たいものを温かくする=加熱

である。では「加温」「加温中」とは何かというと、

温かい状態を保つために熱を加える=加温

温かい状態を保つために熱を加える、今やっています=加温中

ちなみに「保温中」は、温度は加えずに断熱などで保っている状態。

つまりは「温かい飲み物」と書いているケースは、その時点で「加温中」であって、まだ冷たいから待っててねを伝えるために「加温中」って書くの変じゃね?ということ。

もしかしたら最近は「加熱中=加温中」という認識なのかと思って検索エンジン調べてみると、結構ヒットした。比較的若い人は「加熱中=加温中」と認識している模様。

推測するに「熱くなるまで加熱中」「温かくなるまで加温中」という分け方なんだろうな。
間違っているけど。

よかったね。保温中はもう温まっているということだよ。

そうなのか。もういいと思うんだけど。

お年寄りが正しい。福岡市が終わりじゃなくて、お前が…。まぁいい。

言葉というのはどんどん変化していくので「これが正しい日本語だ!」と声高に叫ぶつもりはないけど、やっぱり気になっちゃうよね。

今回のきっかけで「保温中」は「温かいを保っている」にプラスして「温かくしている」という意味を持っているという認識を持つようになった。こうして受け入れていく。辞典も、そう書かれるかもしれない。

ただ、やっぱり言葉って大切だと思うから、正しい言葉はできるだけ保ちたい。
そんなことを感じさせてくれた1枚のポップだった。

出典:https://lineblog.me/rikusoukun/archives/23492835.html