クルーズ船で5泊6日の旅をしてきた。【船内編】

旅は楽しい。たくさんの「初めて見るもの」「初めて味わうもの」「初めて体験すること」がある。うっかりすると昨日と何も変わらない1日を過ごしてしまう日々から、刺激に満ちた毎日となる。

ということで、無事に出港したクルーズ船の船内での体験をご紹介。

その前に…クルーズ船には大きく3つの種類がある「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」。カジュアルが一番お手軽で、ラグジュアリーが一番豪勢。金額においてもカジュアルが安く、ラグジュアリーが高い。今回利用した船は「カジュアル」に分類されるタイプ。なので「カジュアル」なクルーズ船の一例としても読んで欲しい。

クルーズ船の良いところは「旅先まで寝ている間に移動する」「船内でいろいろ楽しめる」「食事は基本的無料」という3つの部分と思う。

旅先まで寝ている間に移動する

普段の旅行を思い返してほしいけど「宿泊する」というのは、移動が終わった後、ある意味ゴール地点ということだ。ゴールまでの到着までは電車なり、飛行機なり、車なりで時間をかけて移動しなければならない。「移動と宿泊は同時にはできない」のが常識的な旅行なのだ。

それに対してクルーズ船は「寝ている間に移動している」のがすごい。理屈では勿論分かっているんだけど、実際に旅をしていて、窓の外に見える海の上を移動しているさまは、ちょっと得した気分、いや、ちょっと背徳な気分を味わってしまうほどの優越感があった。

深夜バスや夜行列車(無くなったけど)なども、同様に寝ている間に移動はするのだが…快適さが断然違う。深夜バスは一度だけ体験したことはあるけど、あの寝心地の悪さから二度と使わないと決意した。その他に騒音、振動、見知らぬ人が近くにいるプライベート皆無、という様々な要素が快適さを失わせていた。

その点、クルーズ船は普通のホテルと同じだ。ベッドがあり、クローゼットがあり、ミニテーブルがあり、テレビがあり、トイレがあり、シャワーがある。プライベートが完全に確保された状態でゆっくりと安心して眠りながら移動できるのが最大の特徴。

天候不良で海が荒れることがなければ、ほとんど揺れることはない。比較的小さい部類の今回の船でも、少しだけ揺れを感じる程度だから、大型船になるとほとんど揺れないというレベルになるだろう。今回、念のため酔い止め薬を持っていったが、全く不要だった。1日目の乗船前に飲んだだけで以後は飲むことはなかった。

船内でいろいろ楽しめる

当たり前みたいな話だけど、クルーズ船の旅行では「もっとも長い時間滞在している場所」は船の中だ。5泊6日のうち、渡航先は2箇所(神戸と済州島)あるが、3日間は完全に船の上だけで1日をすごさなければならない。

そんな船内オンリーであっても決して退屈することはないのだ。

ステージでは、毎日のようにショーが繰り出される。同じ内容は無いので飽きることはない。
ミュージカル映画のピックアップだったり、世界音楽のリミックスだったり。

ちょっとだけ動画で撮ったので公開。運の良いことに真正面のカウンターで、たまたま通りかかったときに空いた。

ビンゴ大会もあって盛り上がっていた。「一番最初に全部を開けた人に5000ドル!」つまりよくある1列並んでビンゴ!ではなくて、5×5=25マス(中央は最初から空いている)全てを最初に開けることが条件。5000ドル=約56万円。だからテンション上がるねーーー。

ちなみに8枚組で4000円で参加。当たるかーーー、当たらねーーーーなー。^^

で5000ドルというのも、ある程度(数字50個ぐらいかな)までに対象が出れば…だったんだけど、居なかったので500ドルに下がって、ゲームが進められた。めでたく当選者が出てビンゴ終了。

社交ダンスができれば、もっと楽しい

ショーと同じぐらいの頻度で頻繁に開催されていたのは「社交ダンス」だった。クルーズ船は長旅である。そのため参加者の多くは定年退職後の年配の人達が多かった。それ故に「社交ダンス」をしているひとが多くいた。あるいは…「クルーズ船=社交ダンス」ということから、社交ダンスを普段からやっている人が、クルーズ船利用率が高いのかもしれない。

いずれにしろクルーズ船と社交ダンスの相性はいい。今後もクルーズ船の旅を体験したいと思っているので社交ダンスをちゃんと習おうかと思っているところ。

食事は基本的無料

食事には大きく3つの種類がある。いつでも食べられる「ビュッフェ」、ランチとディナータイムに食事ができる「レストラン」、そして有料のピザ屋さん、レストラン、ディナーパーティー。

ま、無料なんでそれほど期待してはいけないのだけれども「なんか食べたいなー」と思ったときに自由に食事ができるという気楽さがとっても良い。船尾にあるレストランは基本的に常時開放されていて、好きなものを好きなだけ食べることができる。ただし、ランチタイム、ディナータイムを過ぎると、小さい部屋で軽食が出されれるタイプに切り替わるので注意が必要。

ランチタイムにレストランに行けば、席を案内されて食事をすることができる。メニューから幾つかをチョイス。ディナーは「席番号」が決まっていて、旅行中はずっと同じ席になる。なので、お隣さんもずっと同じということに。

旅は出会いというけれど、ディナーでは、お隣さん年配夫婦と意気投合して、いろいろとお話した。クルーズ船の旅が好きで何度も体験しているのだそうだ。ご夫婦に「通路は奇数と偶数で別れている」というのも教えてもらった。スタッフに流暢に英語で注文を出しているを見ると「やっぱ、英語できるの良いな」と思ってみたり。何度も一緒に食事をして、とても楽しかった。

ちなみに日本料理も中にはある。味噌汁を頼むと、お皿に乗ってやってくる。^^

メニューはこんな感じ。日本語で説明がかかれているので分かりやすい。もっともオーダーは英語だけどね。指差しでいいけど。

ドレスコードは気にしなくていい

毎日のディナーで「今日はカジュアルな服装」「今日はフォーマルな服装」なんて書かれていたりする。ぶっちゃけ気にしなくていい。短パン&ビーチサンダルというのはさすがに一言あるかもしれないけれど、襟っぽいものがあれば、実際のところ大丈夫。

ただ「フォーマル」だった日に普段の格好(ジーパン+ユニクロ上着)を来ていったら、めっちゃ着飾った人達がいて、びっくりした。これはヤバイ!なんて。例の社交ダンスをやりこんでいる人達がオープン直前の入り口に集合していたので「ガチでフォーマルじゃなきゃ」と一瞬思ってしまったのだ。でも実際には、ほんの一部だけ。他の人は普段着だったから、気にしなくても良い。もし気になるようだったら、ジャケットが一着あるとドキドキしなくてもいいと思うよ。

船内で窯焼きピッツァを食べる

コスタには15隻ほどのクルーズ船があるみたいなんだけど、コスタ・ネオロマンチカは唯一「窯焼き」を味わうことができる船。あ、コスタってイタリアの会社なんだよね。なので、料理もイタリア料理がオススメ、日本料理(味噌汁、ご飯、蕎麦)などはイマイチなので注意。

ピザは専門のお店で食べられる。ここは有料。日本円でわずか800円でデザート付きのピザを注文できる。しかもデカイ。スタッフに聞いても「2人で1枚でちょうどいい」ということで1枚だけ頼む。てことで2人だから一人あたり400円!凄すぎるだろ。しかも本当に美味しい。

有料レストランとディナーパーティー

本格的なステーキが食べることができるレストランもあり、ここはなかなか良さそう。ただ、今回は利用する機会がなかった。神戸に寄港したときにガッツリとステーキ食べたというのもあるんだけどね。

で「クルーズスタッフとのディナーパーティー」という案内が来ていたので参加することにした、参加費は1人4,000円程度。スタットと会話しながら…なんて触れ込みだったけど、予想外な展開に。(笑)

さすがに有料ディナーということで、いつものレストランとは違う、ひと手間かけた料理がどんどん出てくる。コースはいくつか選べたんだけど、スタッフが「ロブスターが絶対いい!」とプッシュするものだから、それにした。

たしかに美味しかった。猛プッシュするだけのことはある。


場所は船尾にあるレストラン・バー。ここは他とちょっと雰囲気が違っておしゃれな感じ。照明も落とされてオトナな雰囲気だったな。

「クルーズスタッフとの」ということだったけど、ホテルチーフ(客室係でトップのひと)とスタッフ、その奥さんらしき10人が中央のテーブルで食事をして、食事が終わったらさっさと居なくなってしまった。いったい、あれは何だったのだ。「会話」もなければ「挨拶」もなかったぞ。
まー、別におしゃべりしようとはそもそも思っていなかったから良いんだけどね。

スケジュールはこんな感じ

ピアノの演奏があったり、子どもたちのためのイベントがあったり、プールではみんなで踊ったり、いつもどこかで、何かをしている、という感じ。船内を歩き回っていると「あれ、なんかやっている」ということが頻繁にあった。こういう発見が楽しいんだよね。

必死になって、全部のイベントに参加しようというのはやめて、「ほー、なんか面白そう」ぐらいでかる気持ちで参加するのが良いよ。