エグジット(事業売却)から考えるビジネスモデル

毎日、開発頑張ってますよー。年内リリースに向けてメンバーとともに全力爆走中。

あるメルマガで「正田圭」という人物を知りました。”15歳で起業した”というインパクトに惹かれてしまった。我が子は中学2年生(14歳)ということもあった。まずは「15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと」を読んでみる。

おおー。いきなり投資なのかー。その後ウェブページ作成会社、SEO会社を起業していくんだけど、時代の切り替え(SEO会社が氾濫してくる)で事業売却することを経験するようになる。フリーになってからは事業相談(コンサルティング)をしながら会社立て直し事業。途中で売却することが最大利益を生み出すことに気が付き、成り行きで買い取って立て直し後、売却。

こうして事業を買って、立て直して、売却するという流れがメインの仕事になったそうだ。

いわゆるM&Aというやつだね。それまでのイメージでは「安く売り出される悲惨な会社」「安く買ってウハウハな会社」程度の認識しかなかったけど、違った。売却する方は「エグジット」といって、いちどきに大金を得ることで、新しい事業に投入できる。購入する方は自社の価値を高めるため、補強するため実績があるところを取り入れるというWin-Winの関係が成り立っていたのだ。なるほどなー。

「会社は自分の子供と同じ、それを売るなんて…」という経営者もいるかも知れないけれど「起業が得意な人」「成長が得意な人」「安定が得意な人」と経営者にもタイプがいろいろ。とくにゼロからイチが得意な人は、イチからヒャク(100)が苦手だったりする。だったら得意な人に譲ったほうが会社も社員もお客さんも幸せってことだね。

で、エグジットなんてこと考えたことがなかったんだけど「開発中の事業はいずれ売却できるか?」ということを考えるようになった。いまはリリースもしていないから利益はゼロなのでビジネス価値としても極めてゼロなんだけど、年間利益が1億円くらい出るようになれば、その約5倍程度の5億円での売却が見込める(相場的に)。5億円が高い安いかはおいて、税金取られて4億円しか残らなかったとしても、次の一歩には十分な資産となる。

コツコツと積み上げていく経営も大切だけど、エグジットというゴールから逆算してビジネスを考えるのも、すごくオモシロイと思った。「ゴールから逆算する」というのは、成功法則や人生訓として必ず語られること。会社や事業にとっても絶対に逆算したほうがよいはずだ。

実際、アプリ開発において「売却することを前提に考える」ようになると単に「お客さんに喜ばれる」という感じから、ちゃんと利益が出ており、将来的にも安定が見込める、という状態を作り出すことも意識が向くようになる。こうなると設計や、ビジネスモデルすら変更せざるを得なくなってくるのだ。

ありがちな「とりあえず最初は無料で公開して喜んでもらい、ある程度の社会認知度が上がったら、一部を有料化して黒字化を目指す」なんて、チンタラやっている場合じゃなくなるのだ。

「少年よ、大志を抱け」ならぬ「法人よ、大金を抱け」

え!?、ちょっと待ってよ。
Facebookのザッカーバーグは「広告はクールじゃない」と言ってずっと無料だったじゃないか(映画ソーシャルネットワーク)。そう、全然儲けていなくても大きくなっていく会社はある。その資金はどうしているのか?というと、エンジェル投資家やベンチャーキャピタルから支援を受けているのだ。

銀行からの借り入れは「貸したものはきっちり返してもらいますよ!」というのだけど、投資家というのは「お金出すからやってみな。失敗してもいいから。でも成功したらガッポリとリターンを頼むよ〜」的な感じなのだ。

銀行から300万円借りるのけっこう大変だったりするが、投資家から1,000万円とか結構あっさりらしい。(注意。銀行よりも相対的に簡単という意味ね)

ふと「何千万円か、ぶっこんでもらって、めっちゃ堅牢なビジネスモデルにして売却すればいいじゃね?」という考えが浮かぶ。BtoB(法人客)ビジネスだから狭く深くに切り込んでいけると思うからだ。

やるとしたら事務所を借りて、社員を雇って、あちこちに顔を出して、という感じで大変になるだろうけどね。

これまで未知の世界だったことに俄然興味が湧いている。
ビジネスってのはおもしろい