映画「ジョジョ ラビット」素晴らしい

2021年3月30日

空想のヒトラーが友だちの10歳のジョジョ。ガチガチのナチで「ユダヤ人皆殺し」を叫んでいるのだが、母がユダヤ人の少女を匿っているのを発見する。ナチへの忠誠と母への思いに揺れながら、少しずつ気持ちが変化していく

ジョジョ・ラビット(RottenTomattos)

こうやって、書いちゃうと陳腐に思えるんだけど、心の変化の過程が本当に素晴らしい。

映画の始まりはコメディバリバリで、ツッコミどころが満載。オープニングでヒトラーが凱旋するBGMにビートルズの「抱きしめいた」が流れる。最高すぎる ^^。少年兵の訓練施設では体を使ってカギ十字を作ってみたり、「ユダヤ人は角がある」みたいな無茶苦茶な教育されたりする。それを純粋な子供故に信じてしまう(もっとも、これは大人への皮肉。大人も同じように盲信している)

ケガによってジョジョは、差別される側になってしまい、同じタイミングでユダヤ人少女を発見する。「ユダヤ人の特徴を教えろ」と敵を知ろうとする流れから、彼女のことを知っていく中で恋心が芽生えていく

ジョジョが彼女の恋人のフリをして手紙を書くあたりは、とても感動的。とても素晴らしい展開で、この映画の肝になる部分じゃないかな。これだけじゃなくて、普通だったらストレートに表現しそうなところを「別な見せ方」で訴えかけてくるのが良い

クスクス笑いから、悲劇もあるし、悲しくて仕方がないんだけど、それも含めてジョジョの成長。とても良い映画だった。