お金がないと苦しい

2021年4月7日

grayscale photography of man sitting on chair
Photo by Steve Knutson on Unsplash

これまで何度も人生で苦しい思いをしてきた。会社でのトラブル(上司と衝突したり、ちょっとイカれた同僚)であったり、隣人とのトラブル(西荻窪に住んでいるとき隣人が深夜に音楽を聞いてたり)など、いろいろと苦しかったときがある

多くはいわゆる「人間関係」という問題がほとんどだった。今振り返ってみても、深く悩んだという内容は「人間関係だけだなー」と感じている。世の中の多くの悩みもたいていは人間関係。転職をしたい理由も、引きこもりになった理由も、顔見知り間での事件なども、ほぼ人間関係に起因している

SNSの普及も人間関係だし、スマートフォンなどもそうだ。新しいサービスを見回してみると、その大部分が「誰かと関わること」に関連している。人間関係というのは生きていく中で切っても切れないものなのだろう

では2番めに多くの悩みを生み出すものは…間違いなく「お金」だろう。お金自体には何の価値もなく、感情もない。単に紙にデザインが施されたものだ。だけど、みんな「1万円って1万円の価値があるよね」という共通意識によって、相対的に価値を生み出している

そしてお金というものは、ありとあらゆる場面で登場してくる。つねに…あらゆる場所で…

それほど、お金という媒体がどれだけ便利かという証拠だ。お金が発明される前は、全て「これと交換しませんか?」という価値が曖昧なもので、その都度やりとをしていたことだろう。それが共通認識価値を使うことによってスムーズに処理できるようになってきた。お金で食べ物が買える、お金で住むところが確保できる

お金を消費するばかりだと、お金がなくなる。交換するものがなくなってしまう。だから稼がないといけない。仕事の対価として、お金を得ないと今日食べるものさえ手にはらない

だから、お金がないというのは本当に苦しい

そういえば、昔々「お金がない!(1994年)」というドラマがあった。すごいタイトルだけど、これは時代的にバブル(1985~1991頃)が崩壊して、経済が落ち込みながらも意外と生活できるじゃん、という肌感覚から生まれてきたドラマだったと思う。主人公たちはお金がないので、川の上に組み上げた家(?)に住むという超貧乏生活。偶然の重なりで大企業に勤め始めて、次第に金の亡者になっていくが、最後はお金はなくても家族といることが幸せなのだと再認識する、というドラマ

私もお金がないという状況は何度か経験してて、その都度、胃がキリキリするような思い、常に心臓の鼓動を感じるような状況に陥っていた。心臓の鼓動というのは、不安のあまりに心拍数があがるのでドクッドクッというやつ。映画でよく見かける緊迫したシーンにあるような演出が、まさにリアルに感じる瞬間

この不安な状態に陥ると、全てがマイナス方向に向かっていく。思考がネガティブなことばかり考えるようになってしまい、行動できなくなってしまう。「よし!お金を稼ぐぞ」というポジティブには向かずに「どうしよう、どうしよう」という風になる。なんとか、最低限、今の状況を保ちたいという気持ちで精一杯

これは人間の生存本能によって起こってしまうもの。命の危険が迫ったときに「まず生き残る」ということを考えるので、ポジティブ思考を捨てて、ネガティブ思考で考えようとするのだ。山で遭難したと想像してみるといい。無闇に歩き回らずに、その場に留まり、体力を温存することを優先する。そんな感じ

だけど、お金という客観的なものが絡むとヤヤコシイことになる。生活には絶対的にお金が必要で、減り続ける一方だ。お金をプラスに持っていくためには「今とは違うやり方で稼ぐ」というプラス思考が必要になってくる。無職なら就職、仕事してたら転職、起業、あるいはアルバイトなど。支出を減らすというのは重要だけど、どうしても限界がある。

怖いのは、なにかヘマをして多額の賠償金を支払ったという突然の出費ではなく、普段と変わらない日常の生活の中で支出がいつの間に増え続けたりすること。収入に対して、支払いができるという状況が「今後も変わらない」という錯覚を生み出してしまうのだ

うっかり、支出を増やしたり(高い家賃のところに引っ越す)、収入が減ったり(リストラ、会社倒産、減給、事業縮小などなど)すると、突然歯車が狂い始める

しかし、そんな「このままでは維持できない」という状況になってでさえ、現状維持をついつい、ついつい、ついつい、やってしまう。これが恐ろしい

薄々「やばいな」と思っていても、見てみないフリをしてしまい、いよいよどうしようもない状態になって、ようやく「あぁ!なんということだ」と実感するのだ

お金という便利などツールは、ときに人を苦しめるツールになる。ニュースに流れてくる事件は、人間関係かお金に関わることがほとんど。だから、避けては通れない問題だ

救いなのはお金には「稼げばいい」という道があることだ。お金には感情はない、同情もない、ある意味で平等。だから、何らかの方法で稼げば解決できる。人間関係は、家族だったり親族だったり、切ろうとしても切れない状況もありうる。だけど、お金にはそういうシガラミが一切ない

ようは「稼ぎゃーいいんだよ」ということだ
ま、それが大変だったりするんだけどね😜