叫ぶ母親
日曜日…。
蝉の鳴き声が聞こえてくる…。
ちょっと蒸し暑い朝…。
団地の中で、母親の叫び声がこだまする…。
「もぉ!いいかげんにしてよ」
「汚いから、なめるな!」
「それとそれ、全部、持てっ!」
「だから、ほら!ここ!ここ!」
「やめろって、言ってるでしょ!」
内容から察するに、まだ言葉がしゃべれない幼児に若いお母さんが怒っている感じに。
2時間近くそんな感じの声が響く。団地なので反響する。
探してみても姿は見えず、声しか聞こえない。
正直、聞いていて胸が痛い。
テレビで声をかき消そうとするが、それでも聞こえる。
でも、叫ぶ母親を責めようとは思わない。
みんな、叫びたい思いをしながら子育てしていると思う。
特に幼児のときは、伝えたいことが伝わらないし、危険なことを平気でするし、一瞬たりとも目が離せない。
食事の準備や掃除とか、やらなきゃいけないことが沢山あるのに。
そんな感じでストレスは溜まり続けて、いつかスパークする。
この母親の叫びは今日始めて聞いた。だから今日スパークしたのだろう。
だから、責めるんじゃなくて、むしろ母親の方を慰めた方がいいと思っている。
怒られている幼児を心配しつつも、母親にも「がんばれ」と応援したい。
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